我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

プロフェッショナル−その1

都内で整体の勉強会に参加させて頂く。今日はその第一日目。

朝十時開始に間に合わせるために、五時におきて太気拳の稽古。七時に家を出てJR宇都宮線で、一路東京へ。

身体を診る勉強会なのだが、一般的な生理学とか解剖学の話は少なく、生命体としての人間をいかに捉え、診るかということについての指導。

当然、療術のプロもしくはそのタマゴたちも少なからず居る。私はこの分野については全くの素人だし、今のところプロになる意志はない。

自分及び家族の健康・養生について考えるきっかけとなり、生命というものに向かい合うための勉強だと考えて受講した(よって、支部塾生諸氏は具体的な治療技術をワシに求めんようにね)。

整体は数あれど、ここの団体の認定指導者になれる人間は、ほんの一握り。才能と努力、そしてある種の覚悟が必要だ。なぜならば、身体は人によって違い、症状への対応は公式に当てはまらないゆえ、最終的には術者の感性しか頼るものがないからである。

それだけに、認定指導者になられた先生方の感性は素晴らしい。彼らが私の身体に触れるときは、まさに生命そのものへの語りかけである。語りかけられた私の身体が、確実に変化するのである!