我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

明日のために - その1

午後、市内のトラットリアで“まいうー!”なパスタランチを取った後、家内(のすけ。)と総合公園に。

4月から開始予定の太気拳至誠塾の支部活動に備え、指導のシミュレーションを行う為だ。いわば、「明日のために - その1」である!

ちょっと風が強いが、天気は良好。公園もそこそこ空きスペースあるし、まずはなかなかの稽古日和と言って良い。

今日は初回の稽古を想定して、家内を生徒さんに見立てていざ指導開始!

太気の指導ということになると、何と言っても立禅の説明から。これが結構難しいのだ。くどくなり過ぎないように、といって、あっさりし過ぎないように、と考えるとなかなか悩ましいのである。

立禅について基本的な事柄を一通り説明し、続いて「揺(ゆり)」へ。これも、立禅以上に説明が難しい。動きに色々な要素を含むからだ。

そして、体重移動の稽古に移る。その場で歩を進めない「定歩」、そして歩を進める「走歩」での体重移動の稽古を行い、第一回目(のシミュレーション)は終了。

ここまでで一時間チョイ。実際に太気初心者の方の質問を受けながら、ということを考えるてみると、1.5倍程度の時間を見るべきだろう。

丸っきりの初心者を一から教える、というのは二十歳頃から経験はある。しかし、空手時代の話であり、太気はまた違う難しさも、そして面白さもある。

これから入会して頂く方達は、栃木に太気を根付かせて行くにあたって、いわば礎となって行くであろう人達である。

最初は少人数であろうが、それだけに行き届いた稽古が出来ることだろう。その為には、自身の心技体に一層磨きをかけるとともに、的確な指導が出来るよう、自分の理解を整理しておかねばならない。