残された時間を大切に
先日、護身空手道の生徒2人に、緑帯を許可しました。
護身空手道について:http://taikiken-tochigi.jp/content/
まことに残念ながら、お父さまの転勤にともない、彼らが道場に来られるのは今月いっぱい。
この2人は、太氣拳の門人のご近所さん。3年半前に門人さんの紹介により、三兄弟で入門してくれました。
当道場では試合にバンバン出るとかの競技志向ではありませんよ、とお伝えして、趣旨を理解していただいて通ってもらいました。
彼らの他は女性がお一人、数ヶ月通われたのみです。護身空手道は実質、この兄弟のためのクラスでしたね。
色々な考え方があると思うのですが、私は少年の頃は心身の基礎になるものを伝えることが出来たら、それで良いという立場です。
試験だ、勉強だ、規則だ、、、に囲まれて生活している現代っ子たちに、空手の稽古まで大人の都合で作った試合ルールの中で勝つための稽古を、強制したくないんです。
もっと言えば、せっかく武道選んだのに、どうしてわざわざ西洋的な身体運用をさせるんだ!という根幹にかかわる疑問を感じます。
そんなわけで同じ会場で稽古するメジャー空手団体の方々がスポーツ的なフットワークとかやっているその横で、私は「地に足つけて!」とかやっているのです。多数決?では私は分が悪いのですが、彼らは素直に稽古に励んでくれました。
とは言え。今後も彼らが空手を続けるならば、確率的に言えば競技志向の道場に所属する可能性が高いでしょう。
それはそれで良いと思います。
何をやるのかも大事ですが、どう取り組むのか?の方が大切だと思っていますので。
私の表芸は太氣拳ですが、えー加減に太氣拳に取り組む人よりも、競技空手を真剣ににやっている方の方が、友達になれます。
護身空手道の部門を今後どうするのか?はあまり考えていません。
希望される方が居れば、ウェルカムですが、今は残された彼らとの時間を、大切にして丁寧に向かい合って行きたいな、と。
願わくば、彼らの心身に残る何かを伝えられたららば、すごく嬉しい(*^_^*) のです
太氣拳尚武館は、太氣至誠拳法(通称・太氣拳)を学ぶ武術・武道の道場です。武道初心者はもちろんのこと、武術・武道・格闘技で伸び悩んでおられる中級者以上の方も歓迎いたします。また、護身・健身(健康づくり)目的の方の参加もお待ちしております。稽古会場:小山市・栃木市・宇都宮市・上三川町。神戸市(支部)詳細は:http://taikiken-tochigi.jp/practice/
太氣拳DVD教材について(カート機能):http://taikidaikokudo.cart.fc2.com/
<太氣拳とは>
中国拳法の流れを汲む武術。創始者・澤井健一が立禅と命名した「ただ立つだけ」の独特の鍛練法を核とする。
☆太氣拳とは(詳細版):http://taikiken-tochigi.jp/taikiken/
☆お問合せはこちら:http://my.formman.com/form/pc/AntTny9AIWHChfRQ/