我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

交拳知愛

先日、お世話になっている剣道場・福心館(栃木市)の忘年会に参加させて頂きました。

ちなみに、私が剣道を始めたのは小山市内の練兵館道場です。そこで知り合った方よりご紹介いただき、福心館でも稽古をさせていただけることになった次第です。

忘年会では新参者の初学者であるにもかかわらず、道場師範の荒井一美先生(剣道教士七段、養心館館長)と同卓であり、いろいろなお話を聞かせていただきました。

荒井先生は関東能開大や白鴎大学でも剣道を教えておられますが、白鴎大の剣道部の生徒さんはこの就職難の時代にあって、ずいぶんと良い就職先を確保されるそうです。地銀や県警の剣道部の方が、人材発掘を兼ねて出稽古に来られるのだそうです。そして、やはり頑張って稽古をされている学生さんは光るものがあるわけで、「ぜひうちに」という話になると。

剣道界には「交剣知愛」という言葉があるそうです。

「剣を交えて"おしむ"を知る」を読まれ、剣道を通じて互いに理解しあい人間的な向上をはかることを教えたことばである。愛はおしむ(惜別)、大切にして手離さないということを意味しており、あの人とはもう一度稽古や試合をしてみたいという気持ちになること、また、そうした気分になれるように稽古や試合をしなさいという教えを説いたことば。(weblio辞書)

剣を交えてみて、「こいつと稽古も仕事もしてみたい!」と思わせるのはなかなかの人物だと思います。コネ入社というとあまりいい印象が無いようです。しかし、こういうコネ入社は良いですよね!

私はどれだけの人脈を築けるかということは、その人の実力の一端だと考えています。たしかに上に取り入るだけのいけ好かないヤローも居るには居ますが(笑)。いい意味での「裏口入学」は実力の一部です。

私は武道を始めた当初より、実技の稽古だけでなく懇親会の類は出来る限り参加させて頂いております。もちろん、物理的・経済的に無理で泣く泣くお断りするケースも多々ありますが、出来うる限り参加する。

それは先生方・先輩方のお話から得られる稽古上のヒントやひらめき、そして生きる上での教訓や刺激・・・といった、道場の稽古だけでは得られない有形無形の宝物を、たくさん頂戴できるチャンスだからです。

私の道場はまだまだ小規模ではありますが、ゆくゆくは「交“拳”知愛」の精神でお互いに励ましあい助け合える交流の場を提供して行ければ、と考えております。

まぁカラダは一つしかないし、やりたい事・やらねばならない事は山ほどありますので、ただ騒いだり発散したりするだけの飲み会には参加する気はありませんが、こういう場に身を置かないで実技だけやろう、という方は残念な方だと思いますね。

巷は忘年会のシーズンですが、楽しいお酒をお召し上がりください♪

(歌って踊れる市議会議員で剣士のK氏 !(^^)!)



太気拳至誠塾栃木支部は、太気至誠拳法太気拳)を学ぶ武術・武道の道場です。武道初心者はもちろんのこと、武術・武道・格闘技で伸び悩んでおられる中級者以上の方も歓迎いたします。また、護身・健身(健康づくり)目的の方の参加もお待ちしております。稽古会場:小山市栃木市宇都宮市上三川町詳細は:http://taikiken-tochigi.jp/practice/
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 中国拳法の流れを汲む武術。創始者澤井健一が立禅と命名した「ただ立つだけ」の独特の鍛練法を核とする。

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