我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

学びの姿勢

先日の剣道場福心館の忘年会で、師範の荒井一美先生と同卓してお話を伺う幸運に恵まれました。

先生が先月行われた剣道八段審査を受けられ、結果は残念ながら合格に至らなかったそうですが、その姿勢に大いに感銘を受けました。

八段審査は一次と二次があり、合格率は七段受有後10年以上の先生方が受けて、それでも毎回1%を切るという日本で一番難しい試験です。一次審査に受かることすら容易ではありません。

一次でで不合格となると帰り支度をされる先生が多いそうですが、荒井先生は一次で残念な結果となっても、必ず二次の審査の様子を見学される由。それは「二次審査の雰囲気というものを肌で知っておく為」だそうです。

二次は一次審査で審査員の先生方の目に留まった方々同士で立合い、そこで八段にふさわしいと判断された「一つまみ(一握りに非ず!)」の方が目出度く合格となる。

八段にふさわしい立合いとはどのようなものかをじっくりと見学し、次回に向けての稽古にフィードバックする、と。

剣道には名誉段がありませんから、何回受けようが水準に達していなければ合格できない。お孫さんがいるような先生方が必死になって鍛錬し、審査に臨む。本当にスゴイ世界だと思います。

弟子もその姿から学ぶものがあるわけです。

素手武術には名誉段が堂々と存在する団体が多々あります。だから稽古しない高段者がいる。仮にも「青少年育成」を謳う場で、それはどうなんでしょうかね??

まぁ、ひと様のことはどうでも良いっちゃあ良いんですけどねヽ(^。^)ノ
Facebook に掲載した記事を転載)



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