我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

熱き心

日曜稽古会は基本の見直しと、短刀捕りを。短刀捕りは手の利きと“人(じん)”の防御範囲を体得するのには最適。

実際に短刀を自在に振られたならば、素手では無理でしょう。それでもやる理由は、短刀の速さと間合い・呼吸を知り、対応法を考えるためかな。体術を基礎に、身の周りのモノは何でも使う。

私自身、ナイフ捕りの経験はある。敵意むき出しのあかの他人と道場外で。

もちろん斬られましたよ。漫画じゃないんだから(笑)。

弟も武術家ではないですが、ナイフ相手にやったことがありました。手で防いじゃったから、もう血だらけ。何針も縫っていたな。

弟は「兄貴、素手では無理だよな」。そりゃそうだ。んで、親父は「工夫が足りないんだよ。初めてじゃ、仕方無いけどな」。うちの親父のころは普通にドスが出たとか言っていた。

ときどきナイフ術を教えている人居るけれど、立ち向かった経験あるのかね?独習と先生マンセーの弟子相手の“研究”とだけで教えて居るとしたら、まずいよな(笑)。生兵法は大怪我のもとですわ。

まあ、徐々に馴らして行きましょう。

夕刻から東京へ。ブラジル支部長の福島先輩、そして元至誠塾生でプロ格闘技のリングや北斗旗で活躍された和知先輩と、新宿の居酒屋・天狗で会食。

お二人とも熱い漢だから、一緒に居て本当に楽しい。

ちょっと、ここで書けない話が連発。ヤバすぎであります。

あっという間に5時間ほどが経過し、再開を期して帰途につく。

熱き心に触れると、こちらも元気が出て来ますな。

機会があれば、和知さんにも色々と教えて頂こう。どんどんと輪を広げていきたいですね。