我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

実践者として

珈琲、淹れてます


連休明けではあるが、6日の午後は社内試験のために勉強をしていたため、何とかボケずに仕事に移行出来た。毎回連休後のリハビリはきついので、これから連休最終日はちょっと勉強もしてみようかと、柄にもなく思案中。

さて、稽古であるが、この日は塾生4名+私の5名で実施。立禅・揺・這を終えて集合した塾生に、東京勢との合同稽古が盛況のうちに終了した旨を報告。次週末の富山同好会との合同稽古は是非、多くの支部塾生の参加をお待ちしています。

稽古は禅・揺・這と移行してゆく際の注意事項に触れた後、相対練習を繰り返す展開。先般の合同稽古の際にも行った練習である太気拳的ぶつかり稽古だ。

掌打合わせ、横面、弧拳での差し、相対での打拳…、といった稽古を繰り返して、最後は推手でシメ。

相対稽古と推手で長時間にわたって皆と手を触れてみて、人によって取っ掛かりになるアイテムが違うのだなぁ、と今更ながら実感する。

塾生皆が、それぞれ得意な、というかコツがつかみ易い動きがあり、そこから敷衍して他の稽古にも展開しつつある、という感がある。私としては、それに気づく手伝いが出来れば、まずは指導者としてOKであろう。

それと同等以上に大切なのは、習いに来てくれている人達が、「太気拳ってすげぇな。奥が深いな」と感じてくれるような動きを見せられるよう、実践者としての自分を高めて行くことだろう。

俺がやっているのは自分の稽古なんだけど、でも、自分だけの稽古ではないんだ、と痛感する毎日です…。

P.S. 毎日夕食後、珈琲を点てます。但馬屋さんの豆はふっくらと膨らんでくれて最高!