我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

水曜稽古会

上司が出張で出かけた水曜日、小生は当然「鐘とともに去りぬ」で定時退社。太気拳の水曜稽古会に備えるべく、家路を急ぐ。

立禅・揺を終え、20:00頃から指導開始。お題は先日予告したとおり「太気拳的(鉄太郎的?)ボクシング観戦法」である。WBA世界スーパーフライ級王者アレクサンデル・ムニョスのボクシングの根幹を支えている部分の話しから、技撃椿(半禅)、独立椿(片足禅)、そして歩法へと展開。

歩法は今まで稽古した足捌き数種を復習し、それに上記二つの站椿で要求される足腰のキメを加えて精度を上げるようにした。

動きを見たところ、ウチの塾生は二人とも一人稽古をキチンと積んでいるようで、安心。その内に足腰がもっと出来てきたら、ぐんぐん伸びるだろう。

彼らの熱意に応えるべく、コチラもきっちり稽古を積まねばいかんな。

時間が押してしまい、相対稽古は推手のみ。この推手もだいぶ上手くなって来た。いままでは“大体こんな感じ”でやって来たが、カタチが決まりだしたので、少しづつ細かい指導もして行けそうだ。

日曜はその辺を重点的に、相対稽古主体で行くつもり。

相対稽古とは行っても、あくまで上達論の稽古。勝負論の稽古はまだまだ先。日曜日はキチンと刃筋を合わせる稽古を行う予定。

何しろ、ウチの生徒は熱心。地道にこつこつやっているのが良い。コチラも精一杯応えて行きたいと思う。