我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

不二流体術創流59周年記念演武大会

武の道友である不二流体術第3代宗家の大嶋竜太郎先生よりお招きを受け、神田明神神楽堂にて執り行われた59周年記念演武大会にて演武させて頂きました。

太気拳はいわゆる套路がないため、演武をしにくい面があります。構成については直前まで悩みましたが、結局、古参門弟の間下君を同道することにしました。

神田明神には受付と観覧席が設置されており、不二流の皆さんに丁重にご案内いただいて控室に。

道着に着替えて、昇殿参拝。神前での演武は、観覧席こそ設置するものの神様に武を奉納する、というのが趣旨です。気持ちが引き締まります。

演武は、護身武囈空手凱旋塾を主宰する沙人塾長から。迫力ある居合と空手の型を演武されました。控えに入らねばならずあまり演武は見られませんでしたが、わずかに垣間見た動きにも平素の修練のほどがにじみ出ていました。ちなみに塾長は俳優をされており「沙人」は芸名です。この方も私の道友のおひとりです。

つづいて私と間下君の演武。二人で練と打拳を数種類行ったあと、私が単独で探手を。続いて、間下君に防具を着用してもらい組手を披露。最後は推手で締めました。メディアの方が来られており、写真撮影をされていました。連続写真のシャッター音を聞きながら、妙にリラックスして演武できました。

最後は不二流体術の皆さん。道場生の皆さん、群馬の久保村師範、そしてオオトリは大嶋宗家。道場生の皆さんの練度も高いのですが、やはり宗家の心技体の進化が圧巻でした!初めてお会いしたころもその実力は素晴らしかったですが、今はさらに・・・。動きの質そのものが、別の段階に進まれていました。

演武終了後、演武者と関係者で記念撮影。

その後、場所を移して懇親会と相成りました。色々と貴重な・ためになる・面白くて・痛快な・・・けれどもここでは書けない御話がてんこ盛りでありました(*^。^*)

私自身もそうですが、同道してくれた間下君にもいい勉強になったと思います。大嶋宗家をはじめとする不二流体術の皆様には、厚く御礼申し上げます。またの機会を頂けるならば、更なる修行研鑽を積んでお目にかかりたいと存じます。ありがとうございました!


また、至誠塾の同門の皆さんをはじめ、普段交友ある方々が雨天にもかかわらず足を運んでくださいました。心より御礼を申し上げます。