終戦の日に〜平和と覚悟
本日は終戦の日です。私も戦没者を追悼するとともに平和な世界実現への想いを新たに致しました。
戦没者追悼式の式辞において野田首相は「不戦の誓いを堅持し、国際平和の実現を不断に追求する」と述べたそうですが、平和の実現のためには【毅然たる態度】というものがなければならない。
毅然たる態度とは、職位や立場を笠に着て傲然たる態度をとることや、国民の声を無視してやりたい事をやる、ということではないでしょう。
自らの立ち位置と何をするべきかを自覚し、その本分を尽くすべく邁進する。それに対する妨害や外圧に対してしっかりと向き合い、相手の理不尽な行為に対しては、「刀を抜く覚悟」を持って臨むことではないか。
刀は抜いたからには斬らねばならず、それゆえに安易には抜いてはならない。安易に抜いてはならない、ということは、「刀を持つ」ということ自体を軽く考えてはならないという事である。
国家の指導的立場に立つ、ということは「刀を持つ」こと。「武」の本質がわからぬ者には務まらないのは自明の理でしょう。
野田さんは柔道二段だそうですが、たかだか二段では取っ組み合いを「柔(やわら)」であると思い込んでいる段階じゃないですか。大丈夫ですか?抜刀・納刀くらいはお出来になるのでしょうね。
・・・閑話休題。
一昨日東京に出かけた折に靖国神社に参拝して参りました。毎月社務所の社頭掲示として、天皇の御製と英霊の言の葉が掲示されます。
今月の英霊の言の葉。
たかだか21歳の若者がこのような覚悟を持って国のために戦い、散って行った。こうした方々の犠牲の上に今日我々が平和と繁栄を享受できるという事を忘れてはならない。
英霊の想いに応えるべく我々が出来ることは、それぞれの「本分」を尽くしてより良い日本を創り後世に引き継いで行く事。
国家の指導的立場にある方々をはじめとして国民一人ひとりが「本分を尽くす覚悟」を持つ事が出来れば、まだまだ日本の可能性は無限大と言えるのではないでしょうか。
立派に武人の本分を尽くす覚悟であります
太気至誠拳法練士五段 島村尚武