ヘッドフォンステレオ
職場に向かう途中のこと。右腕に何かが触れた感覚があって反射的に半歩横に飛んだ。
私にぶつかってきたのは、頭の悪そうな高校生。ヘッドフォンステレオを聞きながら自転車で走っていたようだ。
「おい!痛ぇじゃねぇか!」と怒鳴ると、不服そうなツラをして謝りもせずに立ち去る。
通勤途中で急いでいるということもあり、不問に付した。
最近、こういう手合いが多いね。チャリに乗りながらウォークマンって、明らかに道交法違反だろ。おまけに、チャリは軽車両だから、堂々と歩道を走ってはいけないんじゃないか(誰か教えて!)?
学校や親は何も注意しないのか?
個人的な話をすれば、ヘッドフォンステレオ自体もう十年以上使っていない。一時期、通勤電車の中で語学の勉強に使用したのだが、感覚器をふさぐ、という行為はどうも好きになれないため、すぐにやめた。
感覚器をふさぐという行為は、鈍い身体を作る。武道家はやってはいけない。
音楽は家や喫茶室でゆったりと皮膚感覚まで使って聞け。車中やましてチャリに乗ってまで聞かなきゃならない音楽ってあるのか?
空間に音が満ちてゆく感覚を味わう、というのが文化としての音楽の楽しみ方だと思うが。味わえないような聞き方をする意味って何だ?
百歩譲って、電車の中はいいとしても、チャリで聞くのはバカ以外何者でもない。
中高生の親御さんは俺と近い世代だと思うけれど、そう考えると、親とシラケタ関係がアタリマエの世代だから期待してもダメかもね。
親自身が、ブレない軸を持っていないだろ?
さらにその子供たちは「出来なくてもいいんだよ、それがアナタの個性だからね」という腐った教育受けちゃって居るんだから、厳しい部活か武道場以外、矯正の道は無いかもな。
世のお父さん・お母さんは、息子さんや娘さんがヘッドフォンステレオを聞きながらチャリに乗っているようなら、即刻、取り上げなさい。
・・・じゃなかったら、俺が鉄拳制裁するかもよ?俺のパンチは痛いぞ〜(笑)。
まあ鉄拳制裁云々はさておき、耳ふさいでチャリに乗るなって。事故っちゃったらツマラナイだろ、な?