我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

語学をやってみよう

北海道の銘菓たち♪


今日は4月1日。多くの企業では、新しい年度の始まりだ。この時期は色々と活動計画を組んだり、業務目標を定めたりと忙しいものだ。

仕事の目標はともかく、私的には武道の稽古は勿論のこと、語学をまじめにやってみようかな、と考えている。

思えば、昨年末に海外長期出張と帰国前の2泊3日のパリ滞在で、英語と付け焼刃で勉強した仏語が随分と役に立ったものである。

勤務地では公用語はアラビック、ビジネス語は仏語であった。アラビックはダメだが、仏語は出発までの2週間勉強していたのを手掛かりに、使いながら少しだけ覚えた(もっとも、付け焼刃の悲しさで帰国後3か月使わなかったゆえ、だいぶ忘れてしまったが)。

先日のマーシャル先生を囲んでの稽古の際も、そしてその後の懇親会の席でも、語学と太気拳が両方得意なお二人の先輩方が通訳をされていた。しかしながら動きながらの説明でもあり、通訳をつけられない場面がままあった。

私はお二人ほどではないにしろ、先生のお話を聞き洩らすことはなかったし、懇親会でも自分で聞きたいことを言える程度の英語力はある。

通訳を介さずに話が出来れば、相手も自分の目を見て向かい合って話をしてくれる。すなわち、心が向き合う。コミュニケーションは表現力云々よりも、ここが大事になる。

言葉は相手と向き合うためのツールだ。出張先でも、私が間違いだらけの仏語を話そうとすると、相手は一生懸命に聴いてくれる。

思うにコミュニケーションは、1.目的=伝える内容、2.伝えようとする意思、3.伝えるためのツール(言語・表情など)の総合力ではないか。

私は1と2はある。つまり、武道をはじめとする日本の文化を伝えようとする気持ちはある。より的確な意思伝達のために、語学に磨きをかけたい、ということだ。

語学習得のためには、語学以外の目的を持っている方が良い。こう言っては何だが、公立校の英語教師より、ビジネスマンの方が英語はずっと上手い。それは、伝えねばならない内容と伝えようとする意思や必然性が段違いだからだ。

そこを間違って子供の英語の早期教育に血道を上げる親がいるが、笑止としか言いようがない。3歳から英語やらせてどうすんだよ!

これって武術・武道に関してもまるっきり同じだと思うのだけれど、どうだろうか?すなわち、戦ってでも守るべきものや大義があり、戦おうという意思があってこその武術ではないだろうか?

おっと、結局武術の話になってしまった。とにかく・・・今年は英語とそれから第二外国語を一つ(せっかくやったのだから仏語かなぁ)まじめに勉強してみたいと思っています


註)今日の一枚は、先日北海道に行って買ってきたお菓子。六花亭のバターサンドやロイズのチョコレート、花畑牧場の生キャラメル・・・。名物に美味いものなし、と言いますが、どれもこれも美味しかったです。とくに初体験だった花畑牧場の生キャラメルは、予想外の旨さ!あっというまに食べちまいましたよ