我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

狂気と侠気

破戒僧こと富山の小島支部長から電話がありました。しかも、一日2回。いずれもまるで見張っていたかのように稽古の後で掛って来ました。朝稽古の後と、夜の剣道のあと、本屋で立ち読み中。

さすがは大宗派の曹洞宗。この近辺にもエージェントがたくさん居るのでしょうか。行動に気をつけないとな(笑)。

ま、冗談はさておき、あいかわらず暑い 熱い男です。夜中の本屋さんでいつもの会話が始まりました。

そもそも太気拳なめている奴が、太気のなかにもいねえか?太気だぜ、太気、太い気ですよ。ちまちま細々とやってんじゃねえ!そもそも武術ってのは、狂気と侠気なんだよ!・・・22時の本屋さんで注目を浴びてしまいました。

でも、わしらの言っていることは間違っていないですよ。私も和尚さんも、真摯にやる限りあらゆる立場の稽古生を受け入れます。健康法、OK。身体動かしたいから、OKです。

武術は人間の持てる力を最大限有効に発揮するメソッドだから、健身法にもなりうるし、稽古生である限りそれで十分とも言える。でも、ワシら責任者はあくまで武術として太気拳を追求しているし、それは死ぬまで変わらん。

太気拳の看板掲げた以上、弟子が少なかろうがヤドカリ道場だろうが、看板に泥を塗るわけにはいかない。一朝事あれば、何をやってでも敵を叩き潰す覚悟ですよ、わしら。

もちろん、稽古生にはこんなことは強制しません。当たり前ですが、私の“庇護下”でじっくりと健全な稽古をして頂きます。そのために私はたとえは悪いが“核の傘”となり得る武力を蓄えるのです。

その覚悟が無い人は太気拳のセンセイやっちゃいけません。

ところで、小島っち、いつもにも増してあついな〜と思っていると、稽古生のモギさんと武術談義しながらユーチューブで赤尾敏先生の最後の政見放送を観ていたのだとか。

(熱き魂をあなたに⇒ http://www.youtube.com/watch?v=Dfe2d25xZz8&feature=related

なんと!そんな素晴らしいものまで観られるのか!私の中学高校時代は政見放送が大の楽しみだったのです。当時の都知事選やら都議会議員選には素晴らしい候補者がたくさん居られました。

特に、赤尾先生と深作先生には熱い魂を頂いたよなぁ。「見られますよ、深作先生」と小島氏。おお!おお!帰宅してから早速拝見しました。

感激です!居たんですよ、ちょっと前までは。狂気と侠気に満ちたバカな熱い男たちが。上に立つ人間は、侠気を持てよな!特に政治家!気合いだよ、気合い!官僚や秘書が書いた紙読んでいるんじゃ、身体張って良い国を作るっつう魂が伝わらねえよ!

今回の選挙は赤尾先生が居ないから、票を投じる候補者無し!よって白紙投票する。文句あるやつは前へ出ろ!