我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

日記開始

今日から日記をはじめます。

義妹のKさんは、ルーシーダットンを木曽の自宅で教えるそうです。

地元に知り合いを作り、交流を深めるのに ちょうど良いでしょうね。

わたしも できることなら 太気拳を勉強して

教えられるようになりたいです。

自分をもっと健康にして

人とのつながりを増やすようにしたいです。

そして 太気拳への理解も もっと深めることができればと思います。

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娘に リコーダーをちょっとだけ 教えています。

26日の八王子での集まりで お祝いの曲を演奏できるように

特訓中です。

リコーダーの吉澤実先生は とても良い先生です。

拳法家の 王樹金先生のようなお腹をしており 見事な腹式呼吸です。

『僕はねー。ココ(鎖骨を指す)から ココ(へそを指す)までが 一つのおおきな

 空気タンクのようなイメージなんだよ。』と、おっしゃいます。

ウイーンやドイツの音楽大学古楽演奏の教授を務めておられたので

たいへんな 博識ですが 格式ばったところは 全く見せません。


『演奏していると (頭の中の)空間に音符が七色に広がって うわ〜っと見えるのだよ』

と、おっしゃるので 典型的な 芸術家(イメージ優位の)脳 の持ち主のようです。

数学分野の特殊な天才は (頭の中で)数字が映像としてあらわれ

それが 映画のように(あるいは走馬灯のように)流れるのだそうです。

数字の羅列が 風景のように見えるので 何万桁の数字が暗記できるとか。

吉澤先生の場合は それが数字ではなく 音符なのでしょう。

(そういえば 神戸の富美さんも 数字が頭の中で空間映像となって見えると言っていました)

その 吉澤先生に はじめて 面会したとき

『きみ。何かやってる??』 と、たずねられました。

『(頭頂部=百会のあたり を指差して) このあたりから 何か ふわぁ〜っと

 出てるのが 見えるよぉ〜♪ 』 と、おっしゃいました。

『中国拳法、少しだけやっています』 と、いうと

『あ。そう。 こういうの(拳法のモノマネ)やってるのね〜。

 気功とかさぁ。そういうのって 見えるのよぉ。。』 ←拳法のモノマネがちゃんと 

螺旋風の動きになっていて たぶん 運動神経良い人なのだと思いました。

吉澤先生は こうも言いました。

(演奏中にふと 止まって 唐突に ナガシマシゲオ風に 脈絡なく。

 一瞬 遠くを見て しかし きっぱりと 発言するのです)

『宇宙にある 全てのものは 振動しているのだよね。全ては細かく振動している。

 人の身体も 笛も 音も振動。共鳴。 いのちのふるえ。それが音楽なんだよねぇ。

 う〜ん♪』

と、まぁ こんな具合の先生です。 

吉澤先生の 笛の音色は そのことばの通り いのちの原初的な なまなましさ

を重視した お刺身感 あふれる音色です。

決して テクニック(は、プロだから当然有るのだけど)や 

小難しい解釈に走るような うっとうしさは 無いのです。

わたしは 小学生〜中学生のころ NHK教育テレビの

『ふえはうたう』という番組で この吉澤先生が演奏&指導しているのを

見ていました。 そして その番組内で 先生の指導を受けている人達が

とても 羨ましかったのを覚えています。

(あの先生に習ったら あんな子たちより わたしのほうが絶対に練習して

 上手くなってやるのに!!!) みたいな気持ちで ムカつきながら

見ていました。 わたしにとっては 因縁のある 先生です。

できれば この先生についてゆき(学べること たくさん!!)

色々と吸収したいです。   のすけ。