我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

4/25(日)太氣拳講習会 in 神戸 ー 備忘録

たび重なる場当たり的なコロ助警報に伴い会場の確保が心配されましたが、幸いこちらは県や市の施設ではないために閉鎖されませんでした。おかげさまにて、予定通り神戸での太氣拳講習会を開催いたしました。

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今回の事態を受けて急遽参加取りやめせざるを得なくなった方、ならびに逆に予定変更に伴いドタ参された方など、様々な人間模様?がありました。

たまたまこの回は参加者さまが全員、各流派・道場にて指導に当たられている方々でしたので、かなり濃い内容をお伝え出来たかと(ちなみに、中級以下の方のご参加も歓迎いたします)。 

参加者さまの太氣拳経験に差異があったのですが、たまたま旧知の間柄(空手の先輩後輩)だったため、相対練習などで上手にフォローしてくださったようです。おかげで経験が浅い参加者さまも、戸惑いながらも楽しんでいただけた様子。 

今回は(今回も)かなりコアな、他所ではあまり聞けない内容をお伝え出来た、という確信があります。 

[内容]

・生根築基(転丹田転腰胯)

・立禅(膝の扱い方)

・這、摩擦歩

・鑽拳による身手歩一致(相対練習含む)→連環打法へ

・番外編: 木刀鍛錬(屋外)

 

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生根築基の転丹田の功法は、気功家の星野稔先生(故人)より直伝いただいた方法で、名称がない(うかがっていない)ので、島村が命名しました。強烈に下肢が地を捉え、しかも両足の間で力を循環させられる優れモノです。

一連の流れを通して力の徹し方をお伝えして、そこから「連環打法」へと進みました。身法・歩法・手法、そして打法が一連になって繰り出されるための基礎作りですが、合気武道の指導に携わる神戸の兄弟こと安部孝重氏(Shin-Kobe 実戦合気護身武道主宰)、ならびに覇心道道主・西井太一師範からは、「崩しの本質的な部分に焦点を当てた内容」という感想を頂きました。 

定刻後は、屋外で木刀を用いた「体術のための剣術的煉功法」をお伝えしました。

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上述した通り、内容的にはかなりコアなもので、どれ一つとっても簡単にできるものはありませんので、次回以降も参加者さまのレベルや取り組み状況に応じて、継続してお伝えして行こうと考えております。 

終了後は近所のカフェにてランチ。まいうーざます(≧∀≦) 

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次回は5/30(日)です。

宜しくお願い致します

 

  太氣拳尚武館は、太氣至誠拳法(通称・太氣拳)を学ぶ武術・武道の道場です。武道初心者はもちろんのこと、武術・武道・格闘技で伸び悩んでおられる中級者以上の方も歓迎いたします。また、護身・健身(健康づくり)目的の方の参加もお待ちしております。稽古会場:小山市栃木市宇都宮市上三川町。神戸市(支部)詳細は:http://taikiken-tochigi.jp/practice/

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太氣拳とは>

 中国拳法の流れを汲む武術。創始者澤井健一が立禅と命名した「ただ立つだけ」の独特の鍛練法を核とする。

太氣拳とは(詳細版):http://taikiken-tochigi.jp/taikiken/

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