我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

4/14(日)開催、神戸講習会備忘録

4月13日(土)~14日(日)は神戸に滞在し、太氣拳の「布教」に努めておりました。

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日曜の講習は、今回は人数が少なかったこともあり、参加者さまと話し合いながら疑問点やご自身が普段取り組んでおられる武道の中での課題など、意見・見解をシェアしながら進めました。

今年は、とある内家拳の名師が提唱された「内功養成のための6要訣」とでも呼ぶべきエッセンスを中心にお伝えする予定。もちろん、今回もそこに主軸を置きながら、立禅(站樁)、試力(動功一般)、相対練習とすすめた。

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6要訣を唱えたのは意拳太氣拳の指導者ではないが、内功の熟達者が流派問わずに体現している要素を見出して、言語化したものである由。これを学んで数年経つが、太氣拳の稽古に照らし合わせて行うと、練功の効果が格段に違う。

これは独習で身につけるのはまず無理なので、門下生および講習に参加される方にのみ、お伝えしています(もちろん、私は正統に伝承された傳人から学んでいます)。

今回参加された方は毎月リピート参加されていて、おなじ要訣をさまざまな角度から自分の稽古を踏まえて質問される。その甲斐あって、数か月前と比して足腰の安定度や力の制御が格段に増しているのを感じる。

稽古終盤に組手も行いましたが、組手においても安定感が増していることを実感されていました。

今回は、太氣拳の源流となる意拳を指導される方にもご参加いただき、双方の共通点や表現上の相違点などにも気づきを得ながら、有意義な稽古が出来ました。

次回は、5月12日(日)です。なお、次回からはしばらく午前のみ二時間半の開講となります。

 

太氣拳尚武館は、太氣至誠拳法(通称・太氣拳)を学ぶ武術・武道の道場です。武道初心者はもちろんのこと、武術・武道・格闘技で伸び悩んでおられる中級者以上の方も歓迎いたします。また、護身・健身(健康づくり)目的の方の参加もお待ちしております。稽古会場:小山市栃木市宇都宮市上三川町。神戸市(支部詳細は:http://taikiken-tochigi.jp/practice/

 

太氣拳とは>
 中国拳法の流れを汲む武術。創始者澤井健一が立禅と命名した「ただ立つだけ」の独特の鍛練法を核とする。

太氣拳とは(詳細版):http://taikiken-tochigi.jp/taikiken/

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