我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

謝礼

最近、見つけた記事。プロをナメてんのかって話ですな(;一_一)
記事URL: http://buzzmag.jp/archives/88211

我が身を振り返って考えると、同じようなことが結構ある。
・見ず知らずの人から電話で技術的な質問が来る
YouTubeでもっと長い動画をアップしろと要求される
・入門前から月会費の減額を問い合わせてくる
・・・などなど。

武道とお金の問題、難しいものがありますな。武道の教授はボランティアでやるべき、という考えを何故か一般の方々が持っていたりして、謝礼を頂くというと「〇〇道場は会場費だけだよ」なんてお説教してくる輩がいます。じゃあ、お前がやってみろっていうことです。何なら俺が習いに行こうか?と(笑)

ボランティアでも熱心に質の高い指導をされている方も存じ上げますが、私自身は「お金を頂いてこそ、仕事としての責任を持って臨める」と考えております(色々な意見・立場があるのは存じ上げますので、議論は致しません)。逆に言えば、お金を頂いているのならば、キチンとした内容をお伝えするべきであると、そういうことです。何年稽古しても身に付かない(武道であれば戦えない)ような指導をしていたら、謝礼が低額であっても、その姿勢には疑問符がつきます。

ある道場の生徒さんが「俺は月謝安いからここに通うんだ」と発言されるのを何度か聞きました。自分の学びをそのように捉えているということに、部外者ながらさびしいものを感じました。そのような姿勢で取り組んでおられるだけに、肝心の実力は・・・(以下、自主規制)。

仕事をきちんとしたら対価を頂く。対価を頂いたらきちんと仕事する。当たり前の話でございます。当たり前のことを、当たり前にやっていこう。改めて感じた次第でござる。