我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

修文練武

大和号の腹


学生時代に空手の先生に“修文練武”という言葉を教わりました。

文武両道と言うけれど、“文”は単に勉強ということではなくって、“武”をコントロールする司令塔を鍛える、ということであると思います。両者は車の両輪であって、武道を志す以上、どちらが欠けても一流たり得ない。

いつも支部の会員さんには申し上げていますが、腕力だけ振り回す人間、格闘技術だけに興味を持つ人間とは私は相容れない。

ま、「水清ければ魚住まず」ともいいますから、適当・不真面目・いい加減に、太気拳修行と社会人生活を通して、修文練武を実践して行くとしましょう。(鉄)