我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

格闘技交流セミナーレポート〜その1

5/31(土)、6/1(日)の二日間、小山市の栃木県立県南体育館柔道場において、普段お世話になっている世界総極真小山道場(代表:鈴木稔先生)の主催する『格闘技交流セミナー』が開催されました(関連記事:http://d.hatena.ne.jp/superbody/20140601/1399533267)。ワタクシ島村も講師として参加し、初日トップバッターの大役を仰せつかりました。

当初はこのイベント、門馬智幸先生の極真空手セミナーという形で開催予定だったのですが、門馬先生のご提案で、急きょ、ボクシングの三谷大和会長、そして太気拳・島村を交えたコラボレーションセミナーと相成ったわけです。

門馬先生は福島県にて800名を超える門弟を擁する大先生。月刊『フルコンタクトカラテ』やその他の媒体で何度も紙面を通じて拝見しておりましたし、ボクシングの三谷会長は2度の世界タイトルマッチを経験された名選手(私と同世代のボクシングファンなら知らなきゃモグリだ!)。一年前までサラリーマンをしていた私がですよ、それぞれの世界で名を成した大物とこんな形でコラボ出来ることになったのですから・・・ホント人生何があるか分かりませんね!
さて、当日は定刻通りセミナー開始。実技練習に先立ち、30名ほどの参加者の皆さんに「太気拳をご存知の方?」とお聞きしたところ、塾生4名と門馬先生以外では、一人だけが挙手。太気拳の歴史、創始者である澤井先生について簡単にお話して、実技へ。

まずは立禅を数分。そして「カラダを釣竿のように、腕を鞭のように遣う」ための“練り”の解説と反復練習・・・とここまではいわゆる格闘技的な動きが一つもありません。ぶちゃけ、皆さん、目が点です。
練の解説場面:https://www.youtube.com/watch?v=S5hKIjRCONc

皆さんの気持ちが“疑念”に満ち満ちたところで、門馬功師範代(門馬智幸先生のご実弟)に相手役をお願いして“蹴りの受け”を披露。ここでようやく皆さんが喰いついて来ました(^o^)。
前蹴りの受け解説場面:https://www.youtube.com/watch?v=BLQK2QtdQvg

足をつけての練の反復練習、構えを取って空間を意識して動く稽古。太気拳の構えの内包する武術的な意味合いなどを解説。
構えについての解説:https://www.youtube.com/watch?v=CnWktaWAqO8

休憩後、二人組を作って推手。そして同じく二人組で突きと蹴りに対する前捌きの稽古をおこなって終了。
推手・前捌き解説:https://www.youtube.com/watch?v=4AX2_jKXHt4
突きに対する前捌きhttps://www.youtube.com/watch?v=8oHoe3hhP08

相対練習はやはり盛り上がりますね。皆さん、楽しそう。

修了後、門馬先生がにこにこしながら「今度、運足についてもっと深く教えてください!」と一言。・・・何とかトップバッターの大役をやりおおせました!!
極真空手の皆さんを中心に、中国武術・空手・合気道・・・など様々な流派、そして武道・格闘技未経験の方々まで参加いただきました。私自身も色々な経歴の方と手を合わせることで、とても勉強になりました。

・・・ということで!参加者の皆さんと1,2,3・・・ダーッ!!!!

(つづく)


太気拳至誠塾栃木支部は、太気至誠拳法太気拳)を学ぶ武術・武道の道場です。武道初心者はもちろんのこと、武術・武道・格闘技で伸び悩んでおられる中級者以上の方も歓迎いたします。また、護身・健身(健康づくり)目的の方の参加もお待ちしております。稽古会場:小山市栃木市宇都宮市上三川町詳細は:http://taikiken-tochigi.jp/practice/
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太気拳とは>
 中国拳法の流れを汲む武術。創始者澤井健一が立禅と命名した「ただ立つだけ」の独特の鍛練法を核とする。

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