相手の力を利用??(苦笑)
最近、気になったことがあります。
武術・武道の技法を語るときによく「相手の力を利用して云々・・・」という表現が出てくることが多い。
そのような瞬間があるのは事実なのだが、相手の力を「利用」という意識がある限りそんなことは出来っこない。「現場」を踏んでいる人であれば、こんなことはみんな分かっている。
そもそも「利用して」などという表現自体おかしい。利用できるのは、相手が自分より下であると見ていることなんだから。自分より格下の相手を想定していること自体、もう武術ではない。格下の相手が襲いかかってきますか、と。
そういう風に考えている人が多いのはありがたいですけどね。そのような意識の人間と立ち合って負けることなんか、あり得ないですから。自分の立場で勝負論として考えれば、世間が勘違いしていてくれる方がありがたい。
じゃあどうすれば良いのって話になるんですが・・・それをお伝えするのが私の仕事なので、ここでは申し上げません(^。^)y-.。o○。
一つだけヒントを言えば、そのひとの価値観やマインドの使い方が、武的な実力に大きくかかわってくるということです。格闘能力の高さだけを以て、武を語ることは出来ない。もっとも・・・まずは格闘能力が無いことには、話にすらならないけれど(笑)。
P.S. 写真は本文とは関係ありません(^o^)
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