我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

リーダー

facebookで「今日はOFF」と書き込んだら、道友の黒木先生(国際護身武術連盟『剣』代表)から「お茶しましょう」とお誘いがあり、新宿で待ち合わせ。

西口『思い出横丁』にある但馬屋珈琲店で待ち合わせて、男同士で桜チーズケーキセットつつきながら、武術談義やらよもやま話やらしているうちに、腹が減ったので近所の居酒屋で夕食。

人に歴史あり、と言いますが、護身武術のプロ活動をするべく大分から上京された時の話などをうかがうと、やはり武術に人生を賭けるという気迫・想いがまず普通じゃない。まぁ私も武術に関しては変態的に思い入れがありますから、お気持ちはよく分かりますね・・・。そういう思いが技に乗るのだと思います。

頭に立つ人間は、色々な人の思いを背負っている。そのおもいを背負いこんでつぶれない魂の足腰、これが強くなければ「長」は務まらない。


私が世間のリーダー研修やらマネージャー教育を小馬鹿にする理由はそこにある。肝心な心の教育がなにも入っていない。そこにあるのはせこいハウツーや知識としての心構えだけだもんね。だから、人の上に立ちながら、部下に責任おっつける根性無しがごろごろいるんだよ。

男なら人の上に立った時点で陰腹切っているもんだぜ!知識だけではなく、腹を練り心身を鍛えた人間が上に立たないとこの国はダメになるよ!


黒木先生は同い年だけれど、敬服に値する人物ですね。こういう方がどんどん世に出て頂きたい。そして新時代のリーダー作りをやって欲しいですね。私も微力ながら頑張りたいです。押忍!