我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

口伝

3/2(土)、3(日)に引き続き土日はエゴスキューメソッドの講習に出かけておりました。支部の稽古はM君に代稽古をお願いしました。M君、そして参加された支部塾生の皆様、ご理解ご協力ありがとうございます。

ここしばらく仕事のほうが忙しすぎ、また、個人的にもいろいろとありまして、睡眠不足でフラフラの状態で講習会に臨みました。土日の二日間朝から夕刻まで「缶詰め」で一気に50種類以上のエクササイズを訓練しました。身体も多少来ていますが、何より脳疲労でぼけーっとしている状態です。今朝の稽古は1時間強で切り上げて、ゆっくりしています。

でも、ガッツリ実践したおかげで身体はリセットされたようです。昨夜は帰宅した私を見て家内が「顔の左右差がなくなっている」とびっくりしていました。

市販の教本『驚異のエゴスキュー』を本屋で見つけて講習会に参加したいきさつは先だって書いた通りです。今回の講習はこのテキストの内容を中心に深掘りしました。テキストに書いてあることを実践しても効果は出るのは自分と家族の身体で検証しましたが、プロの指導で細かく指導されるというのはやっぱり違いますね。まぁ、エゴスキューに関しては私は体感した・指導を受けた、というレベルですので今回はこれ以上語るのは自重します(笑)。

指導いただいた内容を自己流の創意工夫など加えずに実践し、そしてまた、指導を受けに行くと。その繰り返しです。太気拳においても当然ながらまったく同じです。高木塾長に以前うかがったのは「1年半くらいで大体一通り稽古内容が一巡するようにしている。一度習って分かっていると思っているものでも、2回目・3回目・・・と回を重ねるごとに理解が深まり、また違う発見があります」ということ。


体験した・勉強した、というレベルと、自家薬籠中の物にして使いこなす、というのはまったく別物です。これも先だって書いけれど、本やDVDで見たりでは伝えられない【口伝】がどんな分野にもある。そして、その口伝とて聞く人のレベルによって受け取れるものは違う。


ここが学校優等生の偏差値秀才にはわからないらしいよね。まあ、大いに悩んでみろぃ(笑)