我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

子供のいじめは大人のせい


今日は小山に“出張”しての打ち合わせ。仕事は五時に終わったので、練兵館での剣道稽古に参加。良い汗をかきました。

打ち合わせに参加されていた工場のエライ人2人は、明日も別の会議の資料作りでお仕事だそうだ。

剣道の帰りにふと思ったのだが、この人たち、“良い汗”なんかここ何年も流していないんだろうな・・・。それって生き物としてどうなんだろうね?


単身赴任の私は、基本的に週末には仕事をしない。せいぜいやっても、月曜やることを箇条書きにするとか、資料のあらすじを掴む程度。

平日は仕事と炊事洗濯の合間を縫って稽古をしているんだから、週末は稽古はもちろん家族や犬達とのコミュニケーションの時間。


仕事が大好きな人、「好き」を仕事にしている人は好きなだけお仕事に打ち込むのが良いだろう。私だって、武術一本で飯が食えれば、それこそ“仕事=武術”ばっかりやるさ。

だが、普通の人は仕事は仕事、私生活は私生活でいいじゃん。食うための仕事で悪いかい?食うために夕方までは額に汗して働き、帰宅して家族と温かい食卓を囲む。

人様の何倍も給料もらう人はともかく、われわれ“平民”ってやつはこれが普通だろ?並みの稼ぎの人間を、仕事の奴隷にするな!


社員をこき使う会社は、法人税高くしろ!俺が首相になった暁には、給料に比して総労働時間が多い会社、残業代を払わない会社、下請けをいじめる会社には、正義の鉄槌をくれてやる!

なぜか?それはだな、お父さんを家庭から取り上げることは、子供の正常な成長を阻害するからだ!

お父さんが仕事に燃えているのならまだしも、“我慢して”休日出勤や長時間残業をしているようじゃ、子供がお父さんを尊敬したり格好いいと思えるだろうか?

会社でいじめられているお父さんを、憧れの目で観ることが出来るだろうか?答えは「否!」でしょ。


イジメで自殺した子供の事が取りざたされているけれど、大人が社会でいじめをやっているんだから、子供が真似するわけだよ。

それに!もしいじめられたとしても、お父さんやお母さんが子供と向き合ってあげているのなら、子供は相談できるだろ。子供が相談を持ちかけられないような親は、親の資格なし!


子供が親を信頼できるためには、親が強い人間であること・温かい人間であることが大事だ。

親が生き生きとした表情で日々の生活に真摯に取り組み、子供の話を向かい合って聞いてあげているならば、子供だってそういう生き方を自然に身につけて行くものだ。


息子が逆上がりが出来るようになった事より、上司とまわるゴルフの方が大事な親父は、いずれしっぺ返しを食らうぞ!

子供のいじめに憤慨している大人は、自分の足元見ているんだろうな?

イエスマンに囲まれた大会社のエライさんは、どうだ?自分は大人社会のいじめに加担していないだろうな?

必要以上に部下に厳しくしていないだろうな?取るに足らないミスを言いあげてやる気を削いでいないか?

たまには良い汗流したり、仲間と損得抜きで大笑いしているか?


出来ていないおっさん、多いんじゃないか?しゃきっとしろよ!!



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