我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

宿題

5月に入って初めて高田馬場の稽古に参加出来た。今月はちょいとばかり忙しかったもので、なかなか業後に東京まで出掛けられず、独り稽古が中心。

独りとは言え稽古は朝晩欠かさずやっているので、実力的に少しは伸びて来ていると思っていた。


だが、しかし!高木先生がまた進化しているので、差は縮まらず(涙)。・・・というか、差が拡がっていねーか?


推手で手を合わせると、それが良く分かる。師は尊敬はしても持ち上げるつもりはないんだが、これ、ホントの話。

組稽古は当たり前だが、独りでは出来ない。師匠や仲間の存在があればこそ。

自分勝手な思い込みで動かず、丁寧に稽古する。

丁寧、ってゆっくり恐る恐る動けばいいってもんじゃないぞ。お相手の状態や力の流れを観察してそこからどれだけの情報を感じ取れるか。

そのためには、きちんと刃筋を合わせる。そして相手の力や流れを感じ取る。その結果、崩されるのなら、崩される過程をゆっくりと観察すればよい。

弱いくせにやられるのがイヤ、というのは話にならんよ。立ち合いで酷い目にあうよりは、稽古では理にかなった負け方をする方を、私は選ぶ。まあ、わざとやられるのは論外だけれどな。

本当に負けず嫌いなら、俺が俺がのこだわりなんか捨てるもんだ。


それにしても!


今回はたくさん宿題を頂けましたよ!正しい独り稽古さえ出来れば、道場には、月に一回でも三カ月に一回でも、顔を出せる時に顔を出せば良いんだよ。


じっくり師匠や先輩を観察して、宿題を持って帰ればいい。顔を出す間隔が長い人は、じっくり練り上げる時間をたくさんもらったと思えば良いんだからサ。


太気拳、楽しいな。武術は、武道は、面白いなぁ。あと30年や40年は飽きずに愉しめそうだ♪



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