我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

緊張と弛緩

27日(火)に同僚より1日早い仕事納め。年明けは5・6日は出社せず、約2週間のお休みとさせていただきました。

弊社の冬休みは4日までですが、単身赴任ですので二日間の出社の為に移動するのはカッタルイ。

有体に言って我儘なんですが、基本的に仕事と稽古&支部活動で休み無しで稼働しているので、盆暮れ正月とGWはバッチリ休ませていただく方針です。


身体が資本なので集中した最低限の稽古はもちろん継続しますが、それ以外は、ゆっくりと心身を休め、身体の遣い方を研究したり稽古の方向性を練り直したり、普段疎かにしている浮世の義理を果たすことにします。


学生時代や社会人になってからも20歳代のころは、日ごろの肉体の酷使が祟って、この時期に毎度のようにダウンしていました。

必ず風邪をひき、体重が減った後に焼肉と稽古で筋骨がすごい勢いで回復して行くのが分かるくらいでした。身体の超回復が完了すると誰とでも勝負できる気合がみなぎり、またぞろ酷使する、と。

この緊張と弛緩の繰り返しで、私の心身は強化されていたのだと思う。


40歳を過ぎ、さすがにかつての回復力は無くなりました。その分、疲れの蓄積を正確に判断できるようになったので、人から何を言われようと進むべき時はガンガン進み、休む時はしっかりと休む。


今日も朝に集中した稽古を行って、午前中から午後は娘や甥っ子を連れて佐野に買い物へ。帰宅してから5時間近く昼寝?をしてしまいました。

普段は絶対に5時間の昼寝なんてあり得ないですが、やはり、身体が“弛緩”を求めているんでしょう。


身体が求める「破壊と建設」「緊張と弛緩」の要求・欲求に従って生きて居れば、人生の充実は結果として付いて来るんではないかな・・・。