我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

ひさびさ

今日の稽古はK君がひさびさの参加。一か月ぶりくらいでしょうか。連絡を受けたので早めに来てもらい、動きのチェックから。そうこうしているうちに皆が集まりだす。


稽古は立禅・揺・這・練で身体を整え、その後は相対練習を多めに行う。順番に元に立っての蹴りの捌き、突きの捌きを繰り返し。ミットを使っての打ち込み。


動きは大きく正確に。きちんと姿勢を決め、落ち着いて打てば良い。強く当てるのはそのあと。動きが正確に決まり、そこに瞬間的な神経の集中があれば、強い打拳は出せる。

辻褄合わせで強打を打てても、ちょっと辻褄合わせの稽古を怠ったり強い相手と向き合ったら、まったく通用しなくなる。

稽古のやり方は教えます。数稽古は、自宅でしっかりやって来てください。


K君はそこそこ良い動きが出来ていました。聞けば激務の中、自宅で少しでも稽古を行うようにしているとか。

それが大事。すこしでも良いので毎日稽古しましょう。


東京の稽古に来ている人達でも、時期によってなかなか来られない人や、毎月来られるけれど月に1回とか2回という方は結構多い。

皆で行う合同稽古では、“訓練”の部分もあるが、それ以上に稽古のやり方をお伝えしたり、普段一人稽古で培ったものを検証したり、という場としての意味合いが大きい。

稽古参加者の顔ぶれを見て稽古内容を微妙に変えています。一期一会のつもりで出来る限りのことをお伝えさせて頂いていますので、間隔が開いた人も臆せずに参加してください。