我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

夫婦手(めおとで)

小山支部の最近のテーマは、東京・大阪と同じく劈法(へきほう・ピーファー)。

具体的な動きについて興味ある方は、Youtube でもご覧頂くとして、私自身はこれを練体法として重要視している(どの稽古も重要なんだけれどね)。

で、なぜ重要視しているかと言えば、左右の手の連動を練るのにもってこいだから。

空手の世界では左右の手の連動を夫婦手(めおとで)と呼んで殊の外重視している。空手に限らず武術は左右の連動はアタリマエのことなんだけれど、この連動が出来ている人は少ないですよね。

24日の日曜稽古会では、稽古歴が長い人が参加したので、劈法を題材にして夫婦手の研究を行いました。

夫婦手は体捌きと歩法を伴って完成するけれど、これが出来ると打ちにも捕り手にも武器術にも応用が利きますナ。

稽古後にM君が「YouTube で観た首里手のS先生の動きみたいでした」と感想を。

人工的なルールではなく、人体の理に則った稽古というのは、個々の細部の技法はともかく、原理原則は似てくるのでしょう。


稽古はやればやるほど、面白くなるね〜♪