我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

二の矢

公園での稽古を終えて自宅に帰ると、家内がラジオを聞きながらストレッチ中。

ジュディ・オングさんが良いことを言っていた」

なんだい?「二の矢を受けないということが大事なんだって」ふ〜ん。

どういう事かというと、不幸にしてある人が“一の矢”に当たってしまったとして、その後の対応は二種類に分けられる。

矢に当たったことで慌てふためき二撃目を頂戴してしまう人と、そして一の矢のダメージはダメージとして落ち着いて対応して二の矢を避けられる人。

どちらが得策かは言うまでもない。


これ、武術も一緒ですナ。

もっと言えば、矢が当たるんじゃないか、な〜んてびくびくしてっと本当に当たっちゃって、そこでさらに固まっちゃって“据え物斬り”にされちゃうってこともあるかな。

剣道でも四戒という言葉があるし、太気拳でも『拳聖』に白いカーテンの話が出てきますな。

(ご参考)四戒について:http://kotobank.jp/word/%E5%9B%9B%E6%88%92

人生、“肚決め”がなにより大事ってことだぁね。じゃ、おやすみ〜♪