我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

寝つき

いつもの通り、昼食後はシエスタを愉しむ。シエスタから目覚め、すっきりとした心身で午後の仕事に取り掛かる。メールを開くと、前の部署に居た女性社員からメッセージが。


こんにちは
昼休みのヤホーnewsで見つけました。
島村さんなら優勝間違いないと思います!

明日まで開催しているようなので、今から行けば間に合うかも!?
http://dailynews.yahoo.co.jp/photograph/pickup/?1287716718


ん〜。良いねえ、シエスタ選手権。昼寝は文化だよ、きみぃ!


自信は、ある。前にも書いたが、私は日本シエスタ普及協会の会長を務めている(記事URL: http://d.hatena.ne.jp/superbody/20100913/1284396542)。日本代表で臨みたいが、問題は賞金より飛行機代のほうが高いこと。

ただでさえ、私は寝つきが異常に良い。飛行機での移動の間に眠りを取らないで行けば、ゴングと同時に眠りに就くだろう。

私は何処でも眠れる。かつて、北海道で目的地の登別に着いたのは良いが、民宿が全て閉まってしまったことがあったのだが、そのときは電話ボックスで立って寝たくらいだ。

もっとも立って寝たのには理由がある。それは嵐に見舞われて、座っているとケツが水浸しになっちゃったからだ。

そのときは、電話機にタオルを敷いてあごを乗せ、もう一本のタオルの両端を手に巻きつけて、電話機を抱きしめるカタチで眠りに就いた。凄い格好であるが、こんな嵐の夜に格好を気にしてもしゃあない。

問題が起きたのは翌朝だ。嵐の中、クソまじめな駐在さんがチャリで見回りに来て、私の寝姿を発見。慌てて踵を返して別の電話機で電話を掛け始めた。

たぶん、署だな。さては、俺の姿を見て殺人事件とでも思ったのだろう。のどかな田舎町の駐在にとって、電話機を抱きしめた死人など、見たこと無いに違いない(都会でもないだろうが)。

これはマズイ。私は隙を見て荷物をまとめ、雨の中、走って逃走し、駅で寝た。

お巡りさんが小心者で、私の状況を確かめずに署に電話しちゃったおかげで、えらい目にあったな。こいつのせいで、ずぶ濡れだ。

この事件は「嵐の登別 電話ボックス立ち寝事件」として永久に語り継がれることであろう。

まあ、今考えたら逃げることも無かったんだろうけれど、電車の本数が少ない田舎町で、長々と拘束されるのも面倒くさかったからな、うん。

余談ながら、なぜおいらが北海道に居たのかと言うと・・・それはなあ、女に振られたからだよ。

イワセンナ(*^Д^*)ハズカシイ・・・若かったなあ