我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

昔の記事

近所の古本屋で古い『武術(うーしゅー)』誌があったので、手にとって見る。

他団体ながら太気拳の世界では大先輩に当たるあの方のインタビュー記事が載っていたので、即買い。

一度、佐藤聖二先生のお店(岩本町・巴蜀)でお見かけしたことがあり、少しだけ言葉を交わしたことがある。

師匠の佐藤先生への接し方、そして、高木先生の門下であることを告げた際の若輩者の私に対する丁寧な気遣いに感銘を受けたことを、思い出す。

インタビュー記事でも、その武術にかける想いと取り組みの姿勢がビシビシと伝わってきた。一言一句に至るまで深く頷ける内容であった。

この号は9年前のものだ。・・・ということは、かの大先輩のみならず、佐藤聖二先生までもが今の私より若かったことになる。

さて、今の私がこのインタビューに同席していたとして恥じることなく、衒うことなく、武を修行を語り合えることが出来るであろうか。立ち合えと言われたらどうか?

そして、十四年前の今の私と同じ年齢の高木塾長を相手に、現在の私は五分で組手が出来るのだろうか?

そう考えると居ても立ってもいられないな。稽古だ稽古!誰か、時間くれ〜!!