我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

不覚なり

もう9月。41歳で居られるのもあと4日。1年経つのは早いもんですな〜。

今日は定時に上がって高田馬場へ。テーマは扶按試力と中断前蹴りの受け。

元立ち形式で、全員が替わるがわる元に立つ。結構思い切り蹴るので、蹴る方も元に立って捌くほうも良い稽古になる。

個人的に気を付けたのは、ギリギリまで引き付けて捌いて反撃に転ずること。相手によっては、つま先が入るところまで引き付けないと、反撃が遅くなる。

大事なのは煩悩との勝負。これをやらないと、単なる運動だ。遠くまで稽古に行く意味が無い。

全員を受けた後、先生が前に立つ。上を制してからの鋭い蹴りが襲ってくる。・・・すみません、煩悩に負けました。

蹴り自体も一級品であるが、なにしろ、他の人とくらべて技前の“攻め”がまったく違う。


不肖・島村、空手のチャンピオンの元に立ったことがあるが、そのときより怖かったね。

恐怖心は硬さを生む。少し手を傷めました。不覚なり!心の修行がまだまだですな。

もっともっと肚を練らないとな・・・。