我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

3/17 水曜稽古会

また少し寒くなりましたね。稽古会では説明をやめて、温かくなるまで動きまくる稽古にしようかと思いましたが、ちょっと説明をすることに。

先日の体験会で未経験の方と門人の方を比較していたのですが、改めて認識したのが、体重移動と股関節の遣い方の重要性。普段の稽古では当たり前のように見ていましたが、やはりここは稽古している人と未経験者の間で、明らかな差が見て取れました。

もちろん、稽古生の間でも得意・不得意の差は出ますが、その人なりに歩みを進めているのだな、と少し感慨深いものがありました。

今日の稽古会ではその辺りを揺(ゆり)を題材に解説。その後、打拳(単独練習)⇒ミット打ちと進め、軽い推手で稽古を締めました。

ミット打ちは体重移動と股関節の遣い方、そしてそこから生まれるホニャララ(←ホニャララに入る文字を入れよ)を念頭に置いて、まずは定歩で基本打ち。それを十分に行った後、懸り稽古をこれまた十分に行いました。

最後は時間が押してしまいましたので、推手は短めに一巡。懸り稽古形式で打ちこみを行うと“人(じん=陣)”が小さくなる傾向があるので、柔らかく大きく、圧度を掛けずに行って終了。

だいぶ動きが良くなって来ましたね。この調子で頑張りましょう!