我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

練(ねり)

最近の稽古では、練(ねり)に重点を置いている。練は太気拳の3大(4大?)練習の一つで、静的に身体を練る立禅・這に対して動的な稽古とも言える。もちろん、静功・慢練が前提になってこその動的鍛練なのですが。

どうしても平日の朝稽古は時間の関係で立禅・揺・這までで終わってしまう事が多いのですが、やはり動的な鍛錬で身体をゆさぶり練り上げて行かないと、組手で動けなくなってしまうのではないでしょうか?

そんなわけで、練とスワイショウや柔軟運動、打拳や剣の素振りなどを意識して行うようにしています。

あともうひとつ大事なことがあります。めんどくさいので詳述は避けますが、本来人間が持っていたものの、二足歩行で退化した能力が練である程度蘇るのではないか、と最近考えています。それは武術にも健身にも重要な要素だな、と再認識してニヤついている次第です。

太気拳、やればやるほど奥が深いな♪