我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

強さとは - 『富山の常ちゃん』その3


(前回からの続き)

悟るとは言っても、生身の人間の行為ですから色々な煩悩や迷いから全く離れると言う事ではありません。禅宗でも「悟後の修行」と言って、悟った後の修行が大事と言われることは有名です。

やはり人間、楽な方に流れるものです。もちろん、私も例外ではありません。煩悩の塊ですからね・・・。

常ちゃん、まずは第一関門を突破しました。悟後の修行を忘れなければ、年数を重ねて行けば行くほど素晴らしいものが生まれてくることでしょう。

稽古を続けて行くためには、ともに歩む良い仲間が居てくれる事は大きな支えになります。その意味でも、常ちゃんの向上を我がことのように喜んでくれる富山の仲間の存在は、とてもとても大きなものがあると思います。

稽古仲間に相手を務めてもらってこそ、自分が向上できる。そんな大事な稽古仲間であるからこそ、敬意を持って向かい合わせて頂く。自分と手を合わせてくれる仲間もまた向上できるためにも、自分自身を磨いて行く。

仲間の向上を我がことのように喜ぶことが出来るような関係であり続けたいですね。そのためには、単なる仲良しクラブでは無く、和して動ぜず、温かくまた厳しいお付き合い(お突き合い?)で行きたいものです。


あいつには 言葉はいらないさ
黙っているだけで 心が通う
あいつには 涙も見せられる
孤独な背を向けても つつんでくれる
時にきびしく 見つめ合い
時にやさしく いたわって
同じ男の夢を追い 北風に立ち向かう
ああ男は走り続ける ああ人生という名のレールを
(美しき狼たち 2番 作詞:たかたかし 作曲:鈴木邦彦)


・・・こ〜んな感じっすか?? 


常ちゃん!三山一都合宿が実現した暁には、常ちゃん流男道を見せてもらうぞい!久し振りに梶原一騎ワールドだな(しみじみ)。