我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

高田川親方

国技復活はまかせた!



日経新聞夕刊のスポーツ欄に『駆ける魂』という不定期連載のコラムがある。スポーツ界で活躍する選手や指導者の“魂”が伝わる取材記事が掲載されており、気に入っている。ちなみに、昨年は風間ジムの先輩であった嶋田雄大さんが特集されていました。

9月14〜16日の三日間は、大相撲の高田川親方(元関脇安芸ノ島)の記事が掲載された。安芸ノ島関は好きな力士の一人だった。荒稽古で知られる藤島部屋の中でも、異彩を放つ猛稽古で鍛えた荒武者だった。

荒法師のごとき風貌、決して変化しない愚直な取り口、強靭な肉体、折れ無い心・・・。とにもかくにも素晴らしい絵になる力士だった。

満を持して、一国一城の主となった彼は「今風じゃない古風な力士を育てたい」と言い切る。亡くなった藤島親方(初代貴ノ花)に叩きこまれた師弟関係・親子関係の良き伝統をたたき込み、叩きあげの弟子を育てていくのだと語る。

そのためには中卒、遅くても高卒までの子を採ることが必須なのだとか。大学出や外人は「よその部屋に任せる」と鼻息は荒い。さすがは安芸ノ島!!良く言った!!嬉しいことを言ってくれるぜ!!

親方、大相撲を国技に戻してくれ。礼儀作法を知らない外人力士を土俵から駆逐して、真の国技復活を成し遂げるには中卒の若い衆を、「無理ヘンに拳骨」と「かわいがり」で叩きあげるしかない。

間男が総○になれちゃうような、間の抜けたニッポンを良くするには、まずは国技復活からだな!まかせたぜ!