我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

機は熟した

お気に入り珈琲カップ



早寝早起きのお陰で、仕事と稽古会は快適にこなしました。あとはちょいとだけ痛めている膝の復調を待つだけであります。

運動をやっている人間に聞くと、そもそも今の私が感じている程度の不調はなど不調の内に入らないようです。それだけ、若いうちに痛めている人間が多い、ということですね。

私は身体を酷使した割には(小さな不調はたくさん傷痕はありますが)大きな故障は抱えないで済んでいますので、運が良かったと言えるでしょう。それと、丈夫な体を授けてくれた両親に感謝です。

不調を感じたら、稽古を減らすこと、もしくは稽古の方向性を変えてみることです。実のところ、私は稽古は全くと言ってよいほど休みません。怪我をしたら出来ることをやれば良い。目一杯の稽古が無理ならば、腹8分目で良いではないですか。

それより継続することが大事でしょう。結果、私は多少の故障を経験しながらも、治しては復帰を繰り返して稽古の世界にとどまっているわけです。絶対安静より、その方が治りも早いしね。

実際、怪我のお陰で普段意識しない所を鍛えて活性化させたり、盲点になっている身体操作を稽古したり、神経系のトレーニングをしたりで、やれることは山とある。不調こそチャンスです。

太気拳には特にそれが当てはまります。おかげで腹いっぱいの身体を掛けた稽古は出来ませんが、普段取り組めない稽古に目を向けて取り組めているな。これも怪我のお陰です。

実は前から取り組もうと思っていた稽古があるのですが、怪我をして普段の稽古が出来ないのを良いことに、ちょいと取り組んでみようと目論んでいます。いやぁ、待って居たんですよ、こんな機会を。機は熟した!ということで。

さて、明日も早起きします。おやすみなさい!


【今日の一枚】
私と家内のお気に入りコーヒーカップ。私は木曽の木工職人の手作りカップを、家内は笠間焼のカップを珈琲用に愛用しています