我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

顔をつくれ

ポップス界のスーパースターとやらが亡くなったそうで、朝から晩まであの気色悪い顔がTVに出て来てうんざりしている。

あの手の音楽は無関心ながらも、かつてはTVなどであのご仁の映像を見たりすると「凄い身体能力だな」などと素直に感心して居たものだ。希代のエンターテイナーであったのは理解できる。

しかし、幾度となく繰り返される執拗なまでの整形、幼児に対する性的虐待疑惑など、異常な内面が端的に外見や言動に出てしまうようになってしまった。あのような気色悪い人間に、いい大人が熱狂するというのはどんなもんですかね?

これは自戒をも込めて言うのだが、凛とした意志が感じられる顔立ちの人間が本当に少なくなった。

クサナギツヨシもそうだな。例の騒ぎのおかげであの気味の悪い顔がTVから消えてほっとしていた。まぁ、警察の捜査そのものは完全なやり過ぎだろうが、あんな感性の薄っぺらい顔立ちの男がほてはやされるとはねぇ。

もてはやされると言えば、韓流スターなんていうのもそうだな。いい歳ぶっこいたオバハンが「おっかけ」やっているんだから、理解できんな。コレステロールの塊になっちまった亭主と比べりゃ、そらまぁいくらかましなんだろうけれど、そんな亭主選んだのも、そんな男にしたのも手前の責任なんだが。

顔の作りはまぁしゃあないにしても、そこに魂を吹き込んで行く作業は怠ってはならんな、と改めて思う。

魂を吹き込む作業、というのは具体的に何か心をこめて打ち込めるものを持っていて、初めてなしうることである。それも、意志を持って継続的に、である。これをやっている人間と怠る人間では、おのずと顔つきが違ってくる。

整形やエステ、化粧で「顔」が作れると思ったら、大間違いだ。そんなものにうつつを抜かす暇があれば、魂の支柱となるべきものを探す方が良い。

例の大スター、自分の生き方には自信が持てなかったんだろうね・・・。そりゃまあ幼児に性的な興味を抱いたりするようなヘ○タイさんが自信を持って闊歩されても困るんだが。