我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

もうすぐ2周年です

ここしばらくは稽古会では練の動作から振幅を感じ取って“発する”稽古を主体に行っている。昨日の日曜稽古会でも発するための体構えや体の伸縮を重点的に行う。

体の連動と重心移動を瞬間的に使い、途切れのない力を体幹部から発する。現在東京で行っている稽古とほぼ同じ内容なのだが、難しい内容であるだけにベテランが居ない小山ではゆっくり進めている。

歩法を加えた打拳なども交え、何度も繰り返し単独練習を行う。

単独練習を終えたらキリの良い時間。相対練習は前腕の当たりと、そこから手と体を利かせて相手を崩す動きも加える。そして推手で締め。今回は推手は“デュエット推手”をメインに行い、攻めは少な目に。相手を感じながら動くことに重点を置いた。

さて話は変わりますが、来月で支部発足2周年を迎えます。今でこそ少数ながらも熱心な支部会員の皆さんに参加頂いていますが、実際に会員番号一番のM君が入会してくれたのは支部発足後2カ月経過した一昨年の6月でした。

その間は私とY氏の二人で稽古をやっていました。ちなみに私の不在中に支部の面倒を見てくれたのもY氏です。彼には足を向けて寝られません。

塾生各位も太気拳になじんで来た様子です。そんな彼らの期待を裏切らないように、充実した稽古の場を提供ぜねば、と気を引き締めています。

太気拳というと頻繁に組手を行う過激な武術というイメージがありますが、社会人の集まりですので組手だけを強調するのではなく、護身と健身の側面をも重視して行きたいと思います。

武道・格闘技でさらに上を目指したい方はもちろんのこと、身を守る術は身につけたいが年齢的・身体的な理由で組手はチョット…という方についても広く門戸を開放して行きたいと考えています。

よろしくお願いいたします