我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

自分の器

土曜日の東京での稽古で高木塾長に推手の課題を頂き、早速その場で大柄の塾生を相手に試みました。これがなかなか難しく、課題を意識しすぎて余計なところに力が入ってしまうのか、久し振りに筋肉痛に襲われています。

内部の鍛えと全身の繋がりをもっと意識して稽古を積まねばならんな、と改めて思い知らされました。

太気拳は、というか武術においてはとにかく稽古を重ねて身体を練り上げて行く他に王道はないのですが、どのような練り上げ方を行うのかが問題です。『拳聖 澤井健一先生』で佐藤先生が述べておられる“自分の器”の話ですね。

幸い稽古で“お手本”をしっかり目に焼き付けることが出来ました。頂いた課題をあらゆる角度から吟味して練り上げて行きます。