我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

操体法

今年もシソジュース!


先週、鍛練の最中に背中から首にかけて傷めてしまい、市内の「ぱざぱ整体院」さんにお世話になることに。操体法の先生で、私より年下の34歳。お若い先生だ。

操体法は初めての体験。実は“操体法”でキーワード検索して出かけたのだ。私の住む小山にあると知って、ちょっと驚いた。

操体法は身体を「快」に感じる方向に動かして、身体が持つ治癒力を引き出してくれる調整法である、と知識としては知っている。ゆえに、失礼な話だが、腕が多少悪かったとしても悪化はしないだろう、という判断で操体を検索したってわけ。

10年以上前に、駆け込んだ整体院でひどい目に遭ったことがあるから、結構用心深いんですよ。行きつけの接骨院が休みで駆け込んだのですが、そこで5,000円払って壊されて、翌日に接骨に行って数百円で治していただきました。

さて、操体に話を戻します。首そのものよりも、脚部への操法に時間を掛けて頂き、最後は首の自律運動(?)を引き出してもらいました。患部を直接診るより、身体のバランスと連動性を調整し結果的に患部が良くなる、ということらしい。

動きながら身体のバランスを戻してゆくのですが、先生にこの感覚をお褒め頂きました。お世辞でも嬉しいです。で、帰る頃にはしっかり首が動きを取り戻していましたよ。首だけではなく、身体全体がニュートラルな状態に近付いて居心地が良い感じです。素晴らしい!

操体を受けてみて、太気拳の内功に共通するものを感じました。同じ人間の身体ですから、身体活動の本質に斬り込むボディワークには共通項があってアタリマエかも知れません。

言葉では表せないのですが、連動のコツたないなものも感じ取りました。この感覚を立禅や這の稽古のときも思い出すようにしようかと思います。

まぁとにかく操体法、奥が深そうです。またお世話になると思いますが、よろしくお願いします。