我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

楽ちい鍛練♪

試合のチケット


4月の日記で「焼き直し宣言」をしたんですが、先月は中国への出張、先週は海外現法を招いての会議でずっと東京に宿を取って居続け、ということで、若干鍛練がまばらになってしまっています。

もっとも、朝夕の稽古は欠かしませんし、軽い鍛練は行っていましたけど。不断の鍛練で知られた大東流合気柔術の佐川幸義宗範ですら、武田惣角師範との巡回指導を行っている頃は鍛練をゆっくり行う時間がなかったといいます。

いつでもどこでも稽古や鍛練は出来る、というのも事実ですが、一方で“焼き直し”と呼ぶに相応しい鍛練は心身を整え集中して行うべき、というのもまた事実です。

出張に同行者でも居たり、まして仕事で赴くわけですから夕食なども他人に合わせて摂り、その後一杯付き合うなどというと、焼き直しなど望むべくもありません。

先週末からはお蔭様でまた鍛練再開です。

ボクシングの先輩である嶋田雄大さんが来月世界戦をやる、と何度も書いていますが、彼の持論は「体力のピークは40歳まで維持できる」だそうです。ちなみに彼は試合の当日で36歳と10ヶ月。ボクシングの世界ではもう指導専門になっている年齢です。

前述の佐川先生は70歳までは鍛えれば筋肉が増強できる、とおっしゃいました。佐藤嘉道先生も70歳代を見据えて鍛練されていますし、高木先生もまた50代で驚くような体力をお持ちです。

ボクシングと武術では体力の捉え方が異なるのでしょうが、上記の方々に共通するのは、一般に思われている以上に、体力は長持ちするということです。

私もまだ39歳。負けていられないです。疲労からの回復こそ20代と比ぶべくもないですが、その分調整力が高くなっているようです。

鍛練を継続していると、身体の中で光が当たっていなかったところが照らし出されて繋がってくるのが良く分かります。マジ、楽しいっす!

P.S. 嶋田さんから試合のチケット届きました!私も燃えて来ました!!