我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

鳥のように☆3(のすけ。)

社宅夏祭りの花火!!

本日は社宅で夏祭り。
近所のお囃子保存会の皆様による生演奏をBGMに
日記を書いています。
お囃子の篠笛担当さんが、とってもカッコいい男の子(推定20歳)
で、いい音なんですよ〜。ハラから出てる真っ直ぐな音で
しびれます♪

のすけ。は むかしっから 何故か『たてぶえ』専門で
(リコーダー。クラリネット。尺八)
横笛って吹いたことないんです。
あぁ。憧れちゃうなぁ☆☆☆

お囃子保存会、はいっちゃおうかな? なんちて。

今日は、人間さまのお祭りで、
朝からぴ〜ひゃら♪どんちゃん♪やっているので
いつもこの社宅敷地内に現れる野鳥達は影を潜めています。

前回の日誌で<ヒバリやシジュウガラは、複雑なパターンで発声しますが<カッコーは ソ・ミー(bフラット)の二音のみでリズムも単純です。

と、書きました。

少し前までは、カッコーのさえずりは あまりにも朴訥すぎるのでは??

という疑念を抱いていました。

曰く、

いつも同じ音(ソ・ミーの二音のみ)の繰り返しばかりでなく
もう少し違うパターンを研究してみてはどうなのか?
鳥といえども、もう少し向上心を持ったらどうなのか??

と。

しかし。のすけ。は気づきました。

カッコーのさえずりの《 素晴らしさ 》に気づいたのです。

のすけ。の住んでいるあたりは 『カッコーの激戦区』です。

夏鳥として渡ってくるカッコーくんたちにとって
今年は試練の年です。
昨年から今年にかけて宅地造成が一気に進み
住環境(緑の量)が違うのです。
社宅近辺に残っている緑に、鳥達がひしめきあっているのがわかります。

例をあげましょう。

社宅敷地内に、桜並木があります。
昨年の夏は桜に毛虫が大発生し、アスファルトが真っ白になるくらい
地面に落ちていました。毎年、そうだったと聞いています。
今年も毛虫は発生しました。(葉っぱに穴が空いています)
時々、毛虫くんの姿もみえます。だけど、アスファルトは真っ白になるほどではない。
なぜか??? どうやら、毛虫を食べる鳥の数が圧倒的に増えたのが原因らしい。。
(たぶんそう)

どうりで 昨年よりも鳥の声が賑やかな訳です。

社宅群(4階建て20棟が建っています)は、峡谷のような構造です。

建物と建物の間が谷になり よく響くポイント(場所)があるのです。

カッコーはシンプルな さえずりですが、この社宅峡谷の響くポイント
を非常によく研究し、知っているのです。

カッコー達が、先週より今週。昨日より今日。と、少しずつ 『より響く場所』
を見つけていっているのがわかります。

シンプルな一定の声でさえずることが、反射する音を得るのに有効で
響くポイント(場所)を探すのに適しているのがわかります。

鉄筋4階建ての建物ひとつを挟んで、『谷越え』する形で
2羽〜3羽 がさえずりを呼応させている時もあります。

つまり 反射音を聞いている のです。

カッコーの場合、さえずり そのものは単純であるが、
音響的(あるいは空間的)に、 広範囲で複雑な知覚を持っているようです。

一見(というか一聞?)、複雑なリズムパターンでさえずる鳥の方が
音楽的な?感じがするのですが

カッコーも侮れない。。音響に対しての感覚は一流なのです。

のすけ。は、鳥のさえずりのように、一生懸命な音で
笛が吹けたら良いなぁ。と、思うのですが

カッコーくんたちのような 《音響的な空間認識のセンス》
も、持てたら カッコーいい(しゃれ?)だろうなぁ!!
と、思うんです。

  のすけ。