我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

第2週の稽古

朝から曇り時々雨。今月は、家内が上手く体育館の予定を押さえてくれたので、天候を気にせず稽古できる。本当は屋外が良いんだけどね。

本日は体の動かし方のヒントとして、東京で稽古していた頃に学んだ身体トレーニングのメソッドをやったあと、立禅に入る。このメソッドは太気拳と相性が良いと確信しているので、たまに気分転換で稽古に取り入れるつもり。

さて、本題の太気拳だが、今日は這(はい)を中心に稽古。通信講座での高木先生の解説の手順をメインにして、現段階の二人の体力と身体能力に合わせて、個別指導。体重移動と歩法を繰り返し解説し、実演。

パートナーをつけての這での力の出し方の検証と、その応用について解説した後、推手と前腕での当たりの稽古。

推手について、初期段階では逃げずスカさず、前腕から足底まで身体を繋げて圧力に負けずに空間を維持すること、前腕での当たりも同じ理で稽古することを説明した。二人とも、しっかり正面で相手を捉えて当たっている。うんうん♪

最後に走法(歩法)を伴っての前腕の当たりの単独稽古をやってシメ。まだ始まって日が浅い小山支部だが、塾生二人とも着実に伸びているようで、嬉しい限りである。