我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

増え続ける遺品

こんばんは!!

先日、うちの裏の お宅が ゴミ屋敷化している

と、いう お話を しませんでしたか?

その後、 驚愕の?! 真相が 明らかになりました。

まず わたくしは 裏の奥様に 以下のような お手紙を書いたのです。

要約→『はじめまして。裏に住んでいるSと申します。Oさまのお宅の裏敷地が 最近 にぎやかになってきましたね。そろそろ片付けませんか? じめじめした梅雨や蚊や暑さで大変になる夏が来るまえに お片づけすれば さっぱりと気持ち良いですよ。 お一人では大変でしょうから お手伝いします。 平日の ゴミ収集車がくる前の朝7時頃 に 燃えるものを ゴミ袋に。 一緒にやりましょうね。 私共は 同じ町内でご近所ですから 遠慮せず、声をかけてくださいね。お待ちしております』

と、いった内容です。

すると 夕方に お電話があり、お宅にお邪魔することになりました。

ご本人の説明によると 『今月の16日が 主人の十七回忌です。主人の遺品は十七回忌が終わるまで 全て そのままにしておくように と 親族に強く言われており 今日まで置いてきました。なにぶん田舎のことですので。。。十七回忌が済めば親族とも話し合いしますし。。。 ご近所のみなさんにも ご迷惑かと思いましたが このことは 誰にも 言ってはいけないと 口止めされておりましたので 説明することもできずにいました。』とのこと。

とにかく 一瞬 あっけにとられるような 説明というか 弁明でした。 

お話の様子などは 普通で 申し訳なさそうに 頭を下げていました。 

玄関先で お話させて もらいましたが 

一見したところ 家の中は (庭ほどには) 荒れていませんでした。

亡くなった御主人の遺品は、家具から 新聞雑誌の類に至るまで 田舎の親族から 一切捨てることを禁じられた という理由で、庭に放置し 野ざらしの状態で 十七年間が過ぎた ということです。 すごい。すごすぎます。 そして その『遺品』の数々は 御主人が十七年前にお亡くなりに なっているにもかかわらず 何故か 増え続けているのです。

増え続ける 『遺品』 ← これはもう 理解の範疇を超えています。

わたくしが想像するに これからも あの奥様は

二十三回忌、二十五回忌、二十七回忌、三十三回忌、五十回忌 に到るまで 

『遺品を捨ててはいけない』 と、親族に言われ続けている。

という やむを得ない 個人的状況の下で お過ごしになるのでは ないでしょうか。

      うわあああ!!!   のすけ。