我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

アニキ制度

少年部アニキ(アネキ)制導入の提案
先生、こんにちは。先週土曜の少年部にHくんという
5歳児が見学に来て、事もあろうに道場の畳に落書きをしたと聞きました。
その様子を 黙って見ていたという娘を まず叱りました。
『何で黙って見とるんや!!Hがボールペンを蹴っ飛ばした時すぐに
 取り上げんかいっ(怒)』
『道場の中で小さい子が悪いことしてるのを 先輩のお前が 黙って見過ごすとは
どういうこと やねんっ!こら!!』と、クンロクを入れ
『Hが今度悪いことしたら お前のせいやからな!!』と、脅しておきました。

先生が 稽古後に 畳についたペンの跡を 懸命に拭き取っておられる姿を
想像すると 本当に気の毒です。そして 道場を美しく保つことにおいて
たいへん潔癖な塾長のことを 思うと 胸が痛みます。
このような事が繰り返し起こらないように 一つのアイデアを提案します。
名付けて 『少年部アニキ制度』です。例として H君のアニキとして
G君を任命したとします。

G君には『お前が Hのアニキ(教育係・責任者)
だからな。Hが 間違ったことをしないように 面倒をみてやれよ』と、言い聞かせ
H君には『わからない事はG先輩に教えてもらって よく言うことを聞くように』
と、言い聞かせておきます。 そしてH君が 道場の備品を大切にしなかったりの
ルール違反をしたときは アニキであるG君も 一緒に叱るのです。
『監督不行届きである』と。

逆に H君が空手をがんばったり 良いことを
した場合は G君も一緒に褒めるのです『Gアニキのおかげである』と。
アニキには 弟分に 型を教えたり、約束組手の相手やミット持ちを
させる仕事を 時々与えるようにして(負担にならない程度に)責任をもたせる
ようにすれば 少年部の道場生全体の 『精神年齢』が上昇するのではないでしょうか?
以上、ご検討 下さいませ。