就労セミナー「立禅講座」

３月２７日（火）に佐野市役所市民活動スペースにて、昨年引き続き「就労支援センター風の丘」さま主催の就労セミナー「立禅講座」が開催されました。

全体練習、健美コース、武術コースの三本立て。
まずは全体練習で立禅の「超・入門」編。手を下した姿勢で力まずに立ち、自分の体の存在を感じていただく稽古。
その後、取り組む順番で２組（健美→武術、武術→健美）にわかれての講習にすすむ。
ちなみに前回の就労セミナーでは、女性はおおむね「健美コース」、男性は概ね「武術コース」、という班分けをしました。終了後のアンケートで「両方体験したかった！」という声が多かったので、今回は両方を体験していただきました。

家内が担当した「健美コース」では養生気功の練功を含む「立禅の養生法としての側面」をご紹介。站樁での六字訣など、多少珍しい内容もお伝えしました。

私が担当した「武術コース」では、身を守るための考え方と実技をご紹介。
・武術の練功法としての立禅
・立禅の「陣」を用いた空間の確保
・間合いと言葉がけ
・螺旋力をもちいた「手ほどき」

とても集中して取り組んでいただきまして、二時間があっという間に過ぎてしまいました。
平素お伝えしている「自分の内側と外側に存在するリスクからの自衛」をテーマにお伝えしましたが、そのために大事なことは「アタマとココロのデトックス」です。思い込みによるメンタルブロックをいかにして外すか。そこを見据えて考え方と実技をお伝えしたつもりです。

今回、オブザーバー参加された方がおられました。
著名な振付師であり柔芯体メソッドの創始者である稲吉優流（いなよし　まさる）先生からは「じっと立つだけなのに、体の中をめぐる力の循環を感じることができた。とても興味深く時間がたつのがあっという間でした」というご感想をいただきました。
また、風の丘の利用者さまが勤務されている医療法人さまにも立禅に興味を持っていただき、スタッフさんにご参加いただきました。法人の運営者への報告と、内部研修に限定して使用するという条件で講座風景の動画撮影もされました。今後、こちらのほうでも立禅に取り組んでいただける可能性も出てきました。

武術・武道の世界はもちろんですが、それ以外の普通の方にも取り組んでいただけるような修養の体系を、私たちは持っています。口幅ったい表現になりますが、このノウハウは他の人が簡単にまねができるものではありません。大きな可能性を感じるとともに、さらなる進化と深化を目指してまいります。

参加いただいた皆様、招聘してくださった風の丘のスタッフの皆様には、感謝！のひとことです。今後ともどうぞよろしくお願い致します！！

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