我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

和魂洋才なカラダ〜エゴスキュー

来週末は久しぶりにエゴスキューの講習に行って来ます。
昨秋以来、武術とフランクリンメソッドに集中していましたが、こう見えても、私、エゴスキュージャパンの認定トレーナーなのです。

昨年の夏にトレーナー試験に合格しまして、その認定継続研修がありますので、学んでくる次第。

エゴスキューは、ゴルフ界の帝王ジャック・二クラウス氏の再起のカギになったことで知られている運動療法です。900種類を超えるエクササイズの組み合わせにより「筋肉の再教育」を行い、結果として筋骨格系の歪みを整える。カラダが整ったことで、不快な症状も結果として解決されるし、再発もしにくくなります。だから、エゴスキューでは症状にフォーカスしない。

ちなみに、症状にフォーカスしない、というのはフランクリンメソッドでも同じです。フランクリンは動きの教授法であり、エゴスキューは運動療法ですが、ともにヒトの心身をあらゆる角度から調べ抜いて実践を通じて確立されていますので、共通する部分があるのは当然の事なのだと感じます。

ちなみにこの二つのメソッドは東洋身体文化の叡智を相当色濃く受け継いでいます。太気拳ともとても相性がいい。カラダの学びにおける和魂洋才というやつでありますね。
太気拳では格闘術の部分が学びのメインとなっていますが、武術では人体を壊す稽古だけではなく整える「導引術」が必要です。私は整体のような手技療法はあまり知りませんが、エゴスキューとフランクリンを行っていれば、日々のメンテナンスには十分だと感じます。

それだけではなく、武術の面から見ても、動きを進化・深化させるために、海外発のそれでいてどこか東洋テイストなこの二つのメソッドがとても大きな助けになってくれるという確信があります。

さて、私自身の活動としては、エゴスキューの体験説明会・グループワークを10月以降に、フランクリンの方は一足先に9/13(土)の太気拳集中稽古会のメニューの一部として発信する予定です。

ノウハウや知識をただ詰め込んで切り売りする講師って大っ嫌いなので(笑)、実践を通して私自身の身体に落とし込んだモノを、各方面に向けて発信して行きます。武道・武術・格闘技を行う方にはもちろんのこと、他のジャンルの身体活動をなさるかた、単に健康になりたい、という方をも含めて、ココロとカラダに向き合い愉しめる場を創りたいと考えております。

どうぞよろしくお願い致しますヽ(^。^)ノ