我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

至誠塾本部稽古納め&忘年会

12月22日(日)は至誠塾の本部道場で稽古納めの組手会と、忘年会が開催されました。

我々栃木支部は、通常通り日曜稽古会を終えてから東京に移動。なんとか組手会の終盤に道場に到着し、東京勢と手を合わせることが出来ました。

私が一応古参の義務で相手を変えて5回。支部塾生二人がそれぞれ1回ずつ。そして間をおいて私がもう3回行い、支部塾生もそれぞれもう1回ずつ立ち合いました。

行う人数の関係で1回につき時間は1分足らずですが、そのなかで自分の心身の構えを崩さずに立ち合えるか否かが大事だと思います。稽古なので決着をつけるわけではないし、立会人が止めに入るタイミングも早いですが、その条件でいかに自分の稽古の結果を表現できるか、ですね。

合計8名と手を合わせ、また、全取組の録画を鑑賞した限りでは、取り組み方において大別して3つのタイプがあると感じました。

 1.立禅の状態(姿勢そのものに非ず)を維持して組手が出来ている・しようとしている方、
 2.打撃格闘技の感覚で立ち合う方、
 3.競技感覚、すなわち時間内の“当てっこ”をしている方

これは普段の稽古の意識の差だと感じます。どれが良いとか悪いとかではないのですが、とらえ方で出来上がるものに違いが出る、ということです。立禅を土台にして太気拳を練る以上は、私自身は上記の1を意識して修練し、また、稽古に来られる方にお伝えしています。

組手終了後、道場の大掃除。そして忘年会を行いました。

東京の稽古にはなかなか顔が出せず、特に柴又の本部道場にはこのような機会がないと行くことが無くなりました。しかし、私の太気拳の土台は東京での密度の濃い稽古・交流の中で築き上げたモノであることは言うまでもありません。

今回も多くの仲間と手を交え、また楽しく語り合うことが出来て、幸せなひと時でありました。

一年間ありがとうございました。来年もまた、どうぞよろしくお願いいたします。

あ!栃木の稽古会は25日(水)と28日(土)の二回が残っています。28日は日曜クラス参加者の方も参加可能です。どうぞよろしくお願いいたします。



太気拳至誠塾栃木支部は、太気至誠拳法太気拳)を学ぶ武術・武道の道場です。武道初心者はもちろんのこと、武術・武道・格闘技で伸び悩んでおられる中級者以上の方も歓迎いたします。また、護身・健身(健康づくり)目的の方の参加もお待ちしております。稽古会場:小山市栃木市宇都宮市上三川町詳細は:http://taikiken-tochigi.jp/practice/
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太気拳とは>
 中国拳法の流れを汲む武術。創始者澤井健一が立禅と命名した「ただ立つだけ」の独特の鍛練法を核とする。

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