体・技・心
昨日の記事にも紹介しましたが、ときどきこんな練習をやっています。攻守を決めて、絶対に強打しないで反応する神経と呼吸の稽古です。
動画(脱力しての反応訓練:https://www.youtube.com/watch?v=A-cgNBqOclk
ちなみにコレ、ムエタイのジムで流すスパーを延々とやっているのを観て導入しました。流すスパーをやると、居付かず硬直せず動くことが出来るようになります。
私が太気拳に入門したばかりの頃に「心技体という言葉があるが、創る順番は真逆で体・技・心だよ」と高木先生にご教示頂いたことがありました。
戦いに耐えうる身体をつくり、技術を習得する。そうすることで戦いの際になすべきことが冷静に判断できる。動けるという確信が委縮せずに戦いに臨む心を創るわけです。
心に加える負荷は、身体と技術の出来具合に応じて増すのが良いと思います。人間同士の戦いはつまるところ心の勝負に行きつきますが、初めからエライ目に遭わせて心を委縮させてしまっては、委縮ぐせがついてしまう。
また、動きそのものにしても、太気拳では躯体を釣竿のようにしなやかに使う稽古をします。
練の稽古:https://www.youtube.com/watch?v=qSoLQlrmCtM
迎え手から打拳:http://www.youtube.com/watch?v=gg4YgXJ0I48
力でねじ伏せる、打ち砕くということも悪くないですが、それはすなわち自分より強い者にはねじ伏せられる心身をつくることにつながりかねない。相手と強さを競うのではなく、相手に合わせて自在に変化できるしなやかな心と体を私は得たい。
そのためには根気よく丹念に心身を練り上げる。そしてその過程には常に明確な“意”が求められる。丁寧に練り上げて、そこに“芯”を入れる作業をする。そういう稽古をして行きたいと思います。
太気拳至誠塾栃木支部は、太気至誠拳法(太気拳)を学ぶ武術・武道の道場です。武道初心者はもちろんのこと、武術・武道・格闘技で伸び悩んでおられる中級者以上の方も歓迎いたします。また、護身・健身(健康づくり)目的の方の参加もお待ちしております。稽古会場:小山市・栃木市・宇都宮市・上三川町。詳細は:http://taikiken-tochigi.jp/practice/
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<太気拳とは>
中国拳法の流れを汲む武術。創始者・澤井健一が立禅と命名した「ただ立つだけ」の独特の鍛練法を核とする。