我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

良い加減 〜その1


15〜16日にかけて東京・茨城へ出張。その前に納期が来ている仕事がいくつもあって、“仕事体力”のない私はくたくた。

もちろん言うまでもなく個人の稽古は休まないので、この一週間ほどは濃厚な密度で心身に負荷をかけていた。

身体に異変を感じたのは、16日(金)の午後。身体の背面がかったるく、特に臀部から下腿部にかけての疲労感が酷い。

独り稽古(フルコース)を終えた瞬間はこういう感覚はあるが、出張中ゆえ、稽古は朝の立禅、夕刻のバランス練習と打拳のみ。とてもそんな疲労感を発生させる稽古ではない。


部位から考えると、これっていわゆる坐骨神経痛??素人の即断は禁物であるが、筋肉の疲労やこわばりが坐骨神経を圧迫して発症することくらいは知っている。高負荷を掛ける這い方をしているし、ここしばらくは整理運動が負荷の割には少なかった。

そこへ持って来て気温の変動に心身へのストレスがくわわれば、筋肉へのこわばりは当然生じ得るだろう。


朝稽古で立禅だけは行ったものの、こわばり感は相変わらず。いくつかコンディショニング系の動きを繰り返すと少し和らいだのだが、グイグイと鍛えることは出来ない。

昼食後に仮眠。ぐっすりと眠りこけてしまい練兵館に行く時刻を過ぎてしまう。こんなときに剣道をやれば間違いなく怪我をする。思い切って剣道を休みにして、犬と遊ぶことに決定した。

部屋で犬達とごろごろしながら、時に読書などして過ごす。

夕食後は近所の銭湯で高濃度炭酸泉とチムジルバンをたのしむ。休憩をはさんでストレッチやマッサージなどを交えて2時間以上居ただろうか。

身体を温めほぐすこと、そして血流が良くなって全身に気血が巡るイメージを身体に実感がわくまで繰り返す。こわばりがややほぐれて来たところで、帰宅、厚着をして就寝した。



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